仕事のモチベーションが低くなる3つの理由|自己理解が解決の鍵


こんにちは!高原です。
このサイトでは、「モチベーションを科学する」というテーマで発信をしています。
この記事では、「どうすれば仕事のモチベーションが高めることができるのか」という議題を取り扱いたいと思います。
この記事で解説する情報は、下記の知識・経験に基づいた内容になります。
- アメリカのギャラップ社が研究・提供しているノウハウ
(僕自身、この会社の認定コーチです。) - 4,000人が受講している「自己理解プログラム」で研究・提供しているノウハウ
(僕自身、実際にこのプログラムのコーチとして現場に立っています。) - 実際のコーチングの現場で、クライアントのモチベーションを高めることができた実例
(他の人ではなく、僕が実際に上手くいった事例を基にしています。) - 僕自身が15年以上のモチベーションの悩みを解決した実体験
(時間がかかりましたが、今では完全にこの悩みを克服したと感じています。) - 上記を基に、自分の会社のメンバーのモチベーション管理を成功させた実体験
(コーチングを受けに来た人だけでなく、一般の人にも当てはまるかを、実験して、同じように結果がでています。)
まあ、とやかく言っておりますが、とりあえず、「色んな人が実際にモチベーションの変化を感じているので、あなたにも効果がある可能性が高いですよ」ということが伝えたいだけです。
ということで、本題です。
世の中には、モチベーションに関する様々な書籍や、情報が溢れていますが、意外と
- 「長期間持続する」
- 「時間が立ってもモチベーションが下がりにくい」
という本当に実践的に使えるノウハウは、あまりないように思います。
事実、書籍などを読んでも、一時的にはやる気になるような感じがしますが、すぐにまた同じ悩みに立ち戻ってしまう…という人も多いはずです。
そんな、一見難しそうに感じるモチベーションの管理ですが、実はいくつかのポイントを確実に抑えることができれば、常に高い状態を維持することができるようになります。
これは僕が実際に、自己理解コーチングの現場に立っている中で、確実に言えるなと感じる、再現性が高い事象です。
実際、ほとんどのクライアントさんは、この記事で解説している要素を満たしていくと、それに比例してモチベーションが高まっていきます。
この記事では、僕がコーチングをしていくなかで、実際に効果があった実践的なノウハウを公開しますので、ぜひ参考にしてみてください。
僕がコーチングを行っている「自己理解プログラム」では、プロのコーチによる無料カウセリングを実施しています。
100名以上のプロの自己理解コーチが、あなたの仕事、やりたいこと探しへのモヤモヤを解決するヒントを与えてくれます!
- 本気でやりたいことを見つけたい!
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という方は、ぜひプロの自己理解コーチングを体験してみてくださいね!
なぜ仕事のモチベーションは下がってしまうのか
まずは何事も原因を明確に理解することで、初めて、それを回避できるようになります。
なので、まずは仕事のモチベーションが下がってしまう原因をご紹介します。
結論としては、下記です。
- 価値感の不一致(人間関係を含む)
- 得意ではないことをやっている
- 興味がない

これ以外には、シンプルに「体力的な疲労」というものがありますが、それはちゃんと寝る、ちゃんと休むという、ただの健康の話なので、割愛します。
実際、僕自身もそうですし、社内のメンバー、そしてコーチングしている方々も、すべてこの3つが原因であり、それを解決していくことで、徐々にモチベーションを取り戻していきます。
今、あなたがモチベーションで悩んでいるのであれば、間違いなくどれか一つ、もしくは複数に該当するので、ぜひ詳しく見ていきましょう。
モチベーションが下がる原因①:価値感の不一致
価値感というのは、すごく抽象的でわかりにくいものですが、実はものすごくモチベーションに大きな影響を与えます。
仕事のモチベーションという視点で考えると、「価値感」の問題は、大きく2つに分けることができます。
具体的には、
- 仕事上の「目標・目的」が、あなたの価値感と合っていない
- 仕事で関わる「人や組織」が、あなたの価値感と合っていない
という2パターンです。

両方とも合っていないという方も多く、その場合は特にモチベーションの悩みが強い傾向があります。
詳しくは別の記事で解説しますが、人にはそれぞれ「価値感」があります。
価値感とは、まさしく「価値」を「感」じるもので…あなた自身の人生や、暮らしの幸せにおいて「特に重要なこと」と考えることができます。
これは本当に人それぞれです。
例えば、
- 「目標」や「チャレンジ」がないと退屈でやってられない
- 「成長」を感じられないと、楽しくない
- 「安心」できる空間、環境じゃないと、ストレスが溜まっていく
- 「仲間」と過ごす時間が、とても大切だと思う
などなどです。
そして、価値感の不一致とは、具体的に下記のようなイメージです。
- 「安心(心理的安全)」が大事なことなのに、プレッシャーがある職場で働いている
- 「成長」が大事なことなのに、淡々と業務をこなすだけの仕事をしている
- 「自由」を求めているのに、拘束・強制・ルールを重んじる会社に身をおいている
これが、価値感の不一致の例です。
このように、あなたの価値感と、組織・仕事で求められる価値感が一致していないと、確実にモチベーションが低下します。
例えば、「安心」を大事にしている人は、他人に対してもそうしてあげたいという心理があります。
にも関わらず、会社の文化が「結果第1主義」で、「顧客満足度ではなく、売上などの数字を重視する」という雰囲気だったらどうでしょう。
きっと、ガツガツした営業をしたくない…もっと相手に安心して買ってもらえるよう、本当は時間をかけたい…といった気持ちになっていくはずです。
このように、仕事とあなた個人の価値感が一致していないと、やりたいことと、やらされることがズレていくので、必ずモチベーションが低下していきます。

では、一方で、価値感と一致している仕事とはどのような状態でしょうか。
これはまさに、会社や仕事の文化と、価値感が同じ方向にあるケースです。
例えばさきほどの、「結果第1主義」の会社も、「成長」「挑戦」「競争」といった、人生に刺激や競い合いを求める価値感の人であれば、とても合っている職場になるかもしれません。
また、「暮らしに安心を求める」人であれば、それに関わるサービスを提供していたり…
挑戦やリスクより、安心して働けることを大切にしている経営者の元ならば、やりがいを感じて幸せに仕事ができるでしょう。

このような文化の会社なら、「どうすればみんなが安心できるか」という課題に向き合うでしょう。
安心を大事にしていて、「売上!」「成果!」という目標にやる気を感じない人も、この問題に関しては興味を持って取り組めるはずです。
これが、価値感と仕事が一致しているイメージです。
実際は、人にはそれぞれ、たくさんの価値感があり、その優先度も様々です。
なので、この例より、もっと多面的に考える必要がありますが、価値感が一致していないとモチベーションが低下していくことは間違い有りません。
モチベーションが下がる原因②:得意ではないことをやっている
実は、価値感と同じくらい強烈にモチベーションに影響するのが、「やっていることが得意なことかどうか」です。
どんな人も自分の得意なことをやっているときには、
- 充実感
- 苦なくできる感覚
- 自分の特性を活かせている感じ
があります。
これは、そのままモチベーションになります。

得意なことをやり終わったときは、「心地の良い充実感」を感じます。
逆に、得意ではないこと、苦手なことをやっていたり、これからやらなければならない時には、
- 漠然とした不安感
- 緊張感
- やるのがおっくうな感じ
- うまくできる自信がない感じ
があります。
実際にやっている時も、辛く、早く終わりたい感覚があります。

終わったあとも、充実感を感じることはなく、疲労感ととりあえず抜け出せた安堵感しか残りません。
実際にコーチングの現場にいても、自分の得意なこと活かして仕事をできている人は、非常に少ないです。
具体的には、
- じっくり考えるタイプなのに、スピード感を求められている
- やることがシンプルじゃないと混乱するタイプなのに、たくさんの業務をマルチタスクでやらされている
- 少なく深い交友関係が向いているのに、たくさんの人と薄く関わるような仕事をしている
などなど、本当にたくさんの例があります。
僕たちの仕事のやり方、問題解決のやり方には、人それぞれタイプがあります。
スポーツで言うなら、短距離に向いている人もいれば、長距離タイプもいる…道具を使う種目が向いている人もいれば、シンプルなフィジカル種目が向いている人もいる…
こんな感じで、人の特性は様々です。
自分自身が得意な仕事をしていないというのは、「球技が苦手で、サッカー部で結果を求められている」みたいな状態です。

特別な理由がない限り、自分に向いている部活に入るほうが、楽しいし活躍できますよね。
なぜこのような状況になるのかというと、仕事に関しては、多くの人が、自分自身の得意なことが何なのかが、明確に理解できていないからです。
逆に、このような人たちが、自分自身の得意なことを明確化し、それを活かせる仕事に切り替えると、見違えるようにモチベーションが高くなります。
具体的に、得意なことを見つける方法については、下記の記事で解説しているので、是非参考にしてみて下さい。
是非参考にしてみてくださいね。


モチベーションが下がる原因③:興味がない
ここは凄くシンプルなものです。
そもそも、やっている分野、扱っている仕事や商品そのものに、興味がなければ、モチベーションは上がりづらいです。
例えば、
- 不動産を販売しているけど、もともと興味がない
- 本音では関心がないのに、プログラミングをやっている
- 販売している商品自体が、自分の好きなものではない
などなどです。
これは、モチベーションが上がらないのも想像がつきやすいでしょう。
ただ、僕が自分の経験や、コーチングでいろいろな人を見ている経験からいうと、この要素は、先ほどの「価値感」「得意なこと」と比べると、影響は少なめです。
また、価値感や得意なことを活かして働くことさえできていれば、やっていくうちにその面白さに気づき、興味が出てくる可能性もあります。

これは僕自身の例をご紹介します。
僕自身も、Webマーケティングの相談を受けることが有ります。
基本的には、その案件自体にお金以外の動機(興味)が見いだせない場合は、モチベーションが乗らないのでお断りすることがほとんどです。
しかし、時々すごく熱心に指名してくださる方や、お世話になっている方が困っている場合などは、引受けさせていただくことがあります。
実際に、このような背景で、この記事を執筆時点も、歯科医院や塗装会社のマーケティングの支援をしています。
正直に、僕自身は歯科や外壁塗装という分野には、特に強い興味関心はありません。
なので、本来であれば、これらの業務はモチベーションわかず、嫌になってしまうものです。
しかし、実際は、僕の価値感が満たされて、かつ得意なことでサポートしているため、楽しく仕事をさせていただいています。
価値感が合い、得意なことを活かせると、モチベーションは下がらない
具体的には、サポートさせていただいているこの2社の経営者さんは、
- 「どうせ働くなら、楽しいことをやりたい!」
- 「チャレンジするドキドキを感じながら、成長したい!」
という、価値感の部分で、共通点があります。
また、僕の場合、得意なことと苦手なことを、自己理解しているので、事前にそれらを包み隠さずお伝えしています。
具体的には、
- 考えることが得意であること
- 豊富な専門知識を、わかりやすく教えるのが得意なこと
- 人を集めたり、巻き込んだりする業務は苦手であること
- プロジェクト管理のような、規律を生み出す仕事は苦手であること
などなど、事前にお伝えし、契約書にも記載しています。
苦手な領域は素直に伝え、僕以外の協力が必要であることを理解していただいているので、僕自身は、強みである「戦略を考える」「専門的な知識を教える」というところに集中することができます。
ここは僕の持ち味だと自覚しているので、「ほかで活躍できない分、ここでがんばるぞ!」という気持ちが湧き、高いモチベーションで仕事ができます。
このように、価値感と得意を満たすことができれば、興味の部分はそこまで高くなくても、モチベーションを保つことは可能です。
ただ、当然ながら、それが本来興味がある分野であれば、さらに高いモチベーションになり、いわゆる「情熱を持って働く」というレベル感まで到達できます。
僕の場合は、
- モチベーション
- 仕事と人生の充実度
というテーマにすごく関心があるので、コーチングやこのコラムの発信などの仕事は、情熱を持って取り組んでいます。
また、僕は、シンプルにゴルフにドハマリしています。(というか、もはや好きすぎて、狂ってしまっている)
なので、運営しているゴルフのYouTubeも、情熱を持って取り組んでいます。
まとめ:仕事のモチベーションを上げるには、気合いではなく、自己理解が必要
僕自身の経験からも、多くの人のコーチングをしていく中でも、一つ言えることがあります。
それは、モチベーションは、単なる気合いでは、絶対に続かないという点です。
いくら「やらなきゃ!」と言って気合いをいれても、瞬間的に行動ができるだけで、絶対に長続きはしません。
むしろ、無理してモチベーションを上げようとしてしまうと、どこかで限界が来て、鬱っぽい症状がでてきます。
実際、相談の段階や、コーチング前の方には、
- 休日も出かけなくなっている
- 好きだった趣味をやらなくなっている
- 慢性的にしんどく、体が動かない
- 明日が嫌だから、夜ふかしをしてしまう
- 漠然とした不安が治まらない
などの、活力が明らかに低くなっている状態の方も多いです。
このような人たちでも、コーチングでサポートしてくなかで、価値感に沿った仕事、苦手なことを回避し、得意なことを中心に働ける状況づくりができると、見違えるようにイキイキとしてきます。
どんな人でも、仕事のモチベーションに、
- 価値感
- 得意・不得意
- 興味
が直結していることは間違いないです。
自分に合った仕事を見つける、手に入れるためにも、まずはあなた自身の3要素を、人に伝えられるくらい明確に理解することが大切です。