あなたの長所を明確に言語化するコツ【特徴から考えよう】


こんにちは!高原です。
僕は「もっと楽しく働こう!」をコンセプトに、コーチングとメディア発信の事業を行っています。
社会で生きていく中で、自分の長所・短所を理解しておくことはとても重要です。
自分の長所・短所を理解していないということは、
- 自分の価値がわからない
- 自分の強みをアピールできない
と同義なので、あなたが仕事をしていくうえでは様々なデメリットを被ることになってしまいます。
面接や就職では、それを上手くアピールできなければ、選んでもらうことができません。
また、独立したりフリーランスで働いたりする場面においても、自分の長所・短所がわかっていなければ、
- 仕事が取れない
- 差別化できない
- だから、単価を下げるしか無くなる
- 結果的に、シンドい働き方になってしまう…
という、マイナスのサイクルに入ってしまいます。
ですが、実際は「自分の長所をしっかり言葉にできる」という人は、とても少ないと思います。
逆に言えば、これが出来るようになるだけで、気持ちよく働けるようになったり、より高い価値を提供して、より良い条件で仕事ができるようになります。
この記事では、誰でもできる長所・短所の見つけ方を解説します。
長所は、見つけ方を教えてもらっていないだけで、必ず誰にでもあります。(そう言い切れる理由も後述します。)
なので、今、長所が見つかるか不安…という方も、ぜひ参考にしてみてください。
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そもそも長所・短所とは?
では、まずは「長所・短所とは、どのようなものか」という点から考えてみましょう。
結論から言うと、下記が長所・短所の定義です。
- 長所:その人の特徴の”ポジティブな”側面。
- 短所:その人の特徴の”ネガティブな”側面。
僕は、日本語の専門家ではないので、公的に厳密な定義かどうかはわかりませんが、間違いなく、こう考えたほうがあなたの長所・短所を見つけやすくなります。

この記事では、
- 就職
- 独立
- 起業
など、実践の場面で「長所・短所を活用できる、アピールできる」ことを目的としているので、この定義で進めさせていただきます。
ここで重要なのは、まず「あなたの特徴」が先にあって、そのポジティブな側面が長所、ネガティブな側面が短所という点です。
長所と短所は同じもの
こう考えると、実は長所も短所も、実は同じものであることがわかります。
例えば、「声がでかい」という特徴があったとします。
もしこの人が、歌手や舞台俳優などであれば、「声量がある」という長所として捉えることができます。
ですが、この人が、カフェであなたの隣の席にいたとすると、「会話がデカくてうるさい」という短所になります。
かなり雑な例ですが、長所と短所は、このようなイメージです。

特徴というとわかりにくい場合は、よくやってしまう「クセ」と捉えてもOKです。
僕が好きな野球の故・野村監督の言葉で、「人間は無くて七癖」というものがあります。
誰にでも、変わっているところ、特徴、クセのようなものは必ず存在します。
それには、必ず良い面と悪い面が存在します。
つまり、必ず誰にでも短所があり、逆に長所もあります。
コーチングの仕事をしていると、一定数「自分には長所がない」という方がいますが、絶対にそんなことはありません。
なぜなら「長所がない」ということは、「自分には短所がない」と言っているのと同じなだからです。
どんな人にも変わったところ、特徴、クセがかならずあるので、片側から見ると短所があり、もう片側から見ると長所があります。
自分の長所を見つけるコツ
先ほどお伝えした通り、長所と短所は、その人の特徴のポジティブ側面、ネガティブな側面です。
なので、あなたが自分の長所と短所を見つけるには、まずあなた自身の特徴をはっきりさせる事が大切です。
「自分の長所がわからない」という方は、探す手順がわかっていないだけなので、ぜひ下記の流れで考えてみましょう。
- まず自分の「特徴」を書き出してみる
- その特徴の、「良い面」を考えてみる
- 出てきにくい人は、「やるのが苦じゃない事」を考えてみる
僕自身、コーチングや自社のスタッフに対して、上記のような手順で、個々人の長所・短所を探る事が多いです。
特にコーチングのときは、
- 「自分には長所がない」
- 「強みがない」
- 「何も得意なことがない」
というお悩みを持つ方も多いのですが、上記の手順でゆっくり対話を続けていると、必ず長所と言えるものが見つかります。
これだけだと、まだ実践するのが難しいと思うので、具体的に、それぞれを解説してみましょう。
まず自分の「特徴」を書き出してみる
多くの人が、自分の長所を見つけるのが難しい理由として、「いきなり長所からを考えている」という点が挙げられます。
なので、まずステップを分けて、まずは「良い・悪い」という点を無視して、自分自身の特徴を書き出してみるのがおすすめです。
特徴という言葉ででてきづらい場合は、
- 自分のクセ
- 自分が「変わっているな」「ちょっとおかしい」と思うところ
(他人に言われる言われる事でもOK)
を考えてみましょう。
人によっては、
- 自分の変なところはいっぱい出てくる
- 自分の嫌なところはいっぱい出てくる
- 自分が苦手なことはいっぱい出てくる
など、ネガティブなものしか出てこないという方もいるかと思いますが、それでも全然OKです。
ですが、先ほどお伝えした通り、この段階では、良い悪いは無視して良いです。
とにかく、「あなたにはどんな特徴があるのか」という点さえわかれば良いので、ネガティブなものでもポジティブなものでも、出しまくりましょう。

ネガティブなものばかりで悲しくなる…という方もいますが、先ほどお伝えした通り、長所と短所は「同じもの」です。
沢山出てくるということは、長所もたくさんあるということなので、むしろ喜ばしいことです。
例えば、下記のようなものが特徴です。
- おしゃべり
- 落ち着きがない
- 計画どおりに進まないと嫌
- 優柔不断
- 色々興味を持って、すぐに飽きる
- 責任感が無い人にムカつく
- 周囲を笑わせるのが得意
- 短気
- 礼儀正しい
- 忘れっぽい
- 直感的に行動しすぎる
- 緻密な作業が得意
- 照れ屋
- 新しいことに挑戦するのが好き
- 細かいところばかりに目が行く
- 自己主張が強い
- 落ち込みやすい
- 自己犠牲的
- アイデアが豊富
- 感情的になりやすい
- 人に強く当たってしまう
- やたらルールに厳しい
- 努力家
- 自信がない
- コミュニケーションが苦手
- 心配性
- 決断力がない
- 周囲の意見を気にしすぎる
- 消極的
- 一貫性がない
などなど、これらはネガティブなものも多いですが、何でもOKです。
「ここから長所が見つかるの?」と思うかもしれませんが、実はこの全てに良い側面があるので、ご安心ください。
出てきにくい人は、短所や苦手なことを考えてみよう
僕がコーチングの仕事をしていると、どうしても「自分の特徴」「自分の強み」が出てこないという方が、一定数いらっしゃいます。
もしそうだと思う人も安心してください。これはあなただけがそうなのではなく、あなたの特徴がそうさせるものです。
これは人それぞれが持っているタイプの問題で、一定の割合で、
- 物事を考えるのが慎重なタイプ
- デメリットやリスクを考えて、回避したいタイプ
の方がいらっしゃいます。
このようなタイプの方の中には、ポジティブなことを考えるより、弱点やデメリット、苦手なことを考えるほうが、スラスラ出てくるという人がいます。
なので、あなたがこのタイプに該当するなと思う場合は、苦手なことや短所だと思うことを考えてもらってOKです。
苦手なことを考えても、短所を考えても、結局出てくるのは、あなたの「特徴」であることに変わりはないので、出て着やすいものから考えてOKです。
その特徴の、「良い面」を考えてみる
ここは、人によって、簡単に感じる人と、難しく感じる人に分かれる工程です。
ただ、難しいと感じる人も、考え方をすこし変えると出てきやすくなったりするので、やりやすい角度で考えてもらえればと思います。
例えば、「色々興味を持って、すぐに飽きる」という場合で考えてみましょう。
このタイプの人は、
- 一つの物事が続かない
- 器用貧乏
といった短所で悩んでいることが多いです。

これは僕も当てはまる特徴なので、この悩み、よくわかります…笑
ほとんどの人は、このように自分の特徴のネガティブな側面である短所ばかりに目がいきがちです。
ですが、すごく冷静に考えると、「色々興味を持って、すぐに飽きる」からこそ、得られているメリットも多いものです。
僕はゴルフや株式投資が趣味で、これがあるおかげで毎日退屈せずに、楽しく過ごせているのですが…
これらに出会えたのは、いろいろなものをちょっとカジッては辞め…を繰り返していたからこそです。

ギターやら、デザインやら、プログラミングやら…
ちょっとカジッて辞めたものは、星の数ほどあります笑
また、広く浅く、いろいろ触っているので、どんな人とでも「ちょっとした共通点が見つかりやすい」というメリットがあります。
なので、あまり「なんの共通点もなく、会話が続かない…」みたいなことがありません。
こんな感じで、どんな特徴にも、それによって得られている「小さなメリット」のようなものがあります。
まずは、すごく些細なものでもよいので、ポジティブな側面、得られているメリットがないか、考えてみましょう。
特徴から得られるメリットは、すべて「〇〇できる」という長所でもある
すごく雑に言ってしまえば、長所なんて「言い方次第やん」みたいなものだったりします。
例えば、先ほどの例で言うと、
- 色々興味を持って、すぐに飽きる
↓ - 広く浅い知識がある
↓ - 「誰とでも話を合わせることができる」 ← コレが長所
みたいな感じです。
これを「僕は、飽き性なので、何でも広く浅くなり、深い知識がありません」というと短所になります。
一方、「僕は、何でも興味を持てるので、色々な人と楽しく会話ができます」といえば、長所になります。
もう一つ例を考えてみましょう。
例えば、この記事を読みながら、「自分は、ネガティブなことしか出てこないな〜」と思っている方も多いと思います。
このような方は、
- 慎重すぎる
- ネガティブな側面が目に付く
- 他人と比較してしまう
- リスクばかり考えてしまう
などのお悩みを持っているという方が多いです。
これもすべて、それによって得られているメリットがありますし、長所があります。
例えば、
- 慎重すぎる → 事前にトラブルやエラーを予想して回避できる
- ネガティブな側面が目に付く → 治すべき点、改善点を見つけられる
- 他人と比較してしまう → 他の人の良いところ、凄いところがわかる
- リスクばかり考えてしまう → 安全な道を選ぶことができる
などです。
もし「自分は、慎重な性格なので、それを活かして、事前にトラブルやエラーを対策することができます」といえば、長所でしか無いですよね。
このように、結局は長所も短所も、考え方一つというか…むしろ「言い方次第」みたいなものです。
単に言い方というだけではなく、それを実行すれば、実際にポジティブな側面を利用できるので、事実として長所なんですね。
良い面が出てきにくい人は、「やるのが苦じゃない事」を考えてみよう
そうはいっても、なかなか良い側面が思いつかないという方も多いと思います。
そのような場合は、良い側面ではなく、「やるのが苦じゃないこと」を考えるのもおすすめです。
例えば、
- 単純作業は苦じゃない
- 人と話すのは苦じゃない
- 読書は苦じゃない
- 料理は苦じゃない
- 運動は苦じゃない
- 整理整頓は苦じゃない
- 音楽を聴くのは苦じゃない
- ゲームをするのは苦じゃない
- 旅行は苦じゃない
- 手芸やDIYは苦じゃない
- 写真を撮るのは苦じゃない
- 映画やドラマを観るのは苦じゃない
- ペットの世話は苦じゃない
- ガーデニングは苦じゃない
- 勉強は苦じゃない
- プログラミングは苦じゃない
- イラストを描くのは苦じゃない
- パズルを解くのは苦じゃない
- ボランティア活動は苦じゃない
- マッサージやリラクゼーションは苦じゃない
- ブログや日記を書くのは苦じゃない
- 新しいスキルを学ぶのは苦じゃない
- デザインをするのは苦じゃない
- ファッションに関することは苦じゃない
- お菓子作りは苦じゃない
- 観葉植物を育てるのは苦じゃない
- 掃除は苦じゃない
- マーケティングやビジネス戦略を考えるのは苦じゃない
- データ分析は苦じゃない
- 人をサポートするのは苦じゃない
これらの「やるのが苦じゃないこと」を見つけることで、自分の長所をより具体的に理解し、それを仕事や日常生活に活かす手助けになります。
例えば、一見、無意味に見えるような「音楽を聞く」「ゲームをする」といった事も、ちょっとよく見てみれば、立派な長所になります。
例えばゲームに集中力がある人は、よく聞いていくと、それ以外にも似たような集中力が出る場面が、ある人が多いです。
また、音楽を聞くのが好きな人は、リラックスした空間や、歌詞や言葉など、関連する別の好きなことがあったりします。
これらも、すべて、「この特徴があるおかげで、〇〇できる」という長所に言い換えることができます。
まとめ:まずは自分の特徴を知り、良い側面を長所として認識しよう
いかがだったでしょうか。
いきなり長所を考えるよりも、まず「変わっているところ」「クセ」「やるのが苦じゃないこと」といった、あなたの特徴を考えて、その良い側面を探す…
という工程に分けたほうが、長所が見つかりやすいはずです。
また、自分ひとりで考えるよりも、誰かに「自分の変わっているところってなんだと思う?」と聞いてみることで、より気付きが得られたりします。
いずれにしても、まずは人それぞれの特徴、特色のようなものがあって、それが良い方に出ると長所、悪い方にでると短所になるということを、理解しておくことが大切です。
下記の記事でも、得意なこと、強みなどに関連した解説をしていますので、興味があるトピックがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。



