自分らしい仕事を見つける方法|才能とモチベーションの専門家が解説

こんにちはストレングスコーチの高原です。
今日は専門家が教える「自分らしい仕事を見つける方法」というテーマでお話ししていきたいと思います。
今日はこんなお悩みをお持ちの方におすすめの内容となっています。

コーチングの現場で、多くの方のやりたいことを見つけている経験から、自分らしい仕事を見つけるための手順を解説します。
この内容は動画でも解説しています。
自分らしい仕事を見つける2つのポイント
さて、今日のポイントですが、大きく2つに分けて説明します。

まず1つ目は「自分のためにやりたいことを決めること」が重要であり、2つ目は「その過程で他者に貢献できることを決めること」です。
この2つの手順を実行することが非常に重要です。仕事を探す際や、自分に向いている仕事を考える際、この2つの視点を持っている方は意外と少ないです。
仕事のみで考える方や、自分の趣味や好きなことだけで考える方が多いですが、「自分のためにやりたいこと」を前提に、その過程でどのように貢献できるかを考えると、やりたい仕事が見つかることが多いです。
目指すのは「利己的な利他的状態」

次に、目指すべき理想的な状態についてですが、「利己的かつ利他的行動を実現する」ことが重要です。これは私が好きな言葉で、まず自分のために行動し、その中で他人のために行動できることが理想です。
利己的な観点で「自分がやりたいこと」や「好きなこと」だけを考えていると、それは趣味に留まり、仕事にはなりません。
逆に、自分のことを度外視し、他者に貢献することのみを考えると、モチベーションが湧かず、長く続けることが難しくなります。そのため、利己的かつ利他的な行動が重要となります。
例えば、私の場合、才能やモチベーションに関することに大変興味を持っており、過去には自分にとって非常に生きづらさを感じる時期もありました。
そこで、才能やモチベーションについて自分のために勉強し、様々なところで学びを得てきました。
今でも自分のパフォーマンスを最大限に引き出すためにはどうすればよいか、さらに高みを目指すにはどうすればよいかを常に研究し、学んでいます。それは完全に自己興味から始まったことです。
現在、私はストレングスファインダーのコーチをしていますが、それも元々他者のためというより、自分がストレングスファインダーを理解し、自分の才能の発揮の仕方を学ぶために始めたものでした。
その過程で、人に教えることや仕事の悩みを聞くことが好きなため、仕事に関する話題について一緒に考えたり、助言したりすることが無理なく行えます。
自分のために才能やモチベーションについて研究する中で、出会った人々の話を聞いたり、アドバイスをしたりしています。
また、私はゴルフのYouTubeチャンネルも運営しており、これも同様の考え方です。自分がゴルフが上達したい、ゴルフ好きな人たちと交流したいという思いから始めました。
そこで、ゴルフの先生に教わっている過程を動画にし、同じ悩みを持つ人々と情報を共有しています。それも、無理なく他者に手助けする一環となっています。
自分らしい仕事ってどんな状態?

自分らしい仕事ってどんな状態なのかというと、
自分の興味があること、自分のための活動、自分が居たい環境に身を置き、その過程で無理なく手助けをしているという状況です。
それがトレーニングであっても、本屋に長くいたいとか、本に関することや料理など、どのような分野でも構いません。
これが先ほど言った、「利己的な利他的状態」を、少し具体的にしたものになります。
自分らしい仕事を見つけるために、考えたいこと

自分に合った仕事、自分らしい仕事を具体的に考える際には、次の3つの手順が重要です。

まず1つ目は、「何にモチベーションが湧くか」です。何に対してモチベーションが湧き、何には湧かないのかを理解する必要があります。
そして次に、「どのような分野に身を置きたいか」ということです。これは必ずしも仕事としての場所ではなく、例えば私の場合、ゴルフが好きなのでゴルフの世界に身を置きたいし、ゴルフ好きの人々に囲まれて生きていたいと考えています。
また、才能やモチベーションに興味があるので、その分野で考えたい人や話をしたい人とずっと一緒にいたいと考えています。
次に「関わり方」を考えます。
無理なくできること、例えば一緒に考えたり話をしたりすること、また知識を教えることなどが、私がストレスなく関われることです。
逆に、私は経理などの細かい作業が苦手で、非常にストレスがたまるので、それは自分に向いていません。どのような関わり方をしたいかを考えることも非常に重要です。

内発的に感じたいフィーリングを知ることも大切です。多くの人には「あの時が一番楽しかった」「あの時は良かった」と感じる時期があるはずです。
全く楽しいと感じられなかった場合も、比較的に良いと感じた時があるはずで、それが最もモチベーションが湧き、楽しさを感じる要素になります。
それを考えることで、自分のための活動にふさわしい要素を見つけることができます。
また、外発的な必要条件、例えばお金や待遇も無視できません。
お金があるだけで幸せになれるか、やりがいだけで幸せになれるかという議論もありますが、結論としては、最低限の収入とやりがいが共に満たされていることが最も幸せです。
逆に、過剰な条件があるからといって必ずしも幸せにはなりません。この外発的な条件を自分にとって適切な量と理解し、それを満たしつつ他者に価値を提供できることで、理想の仕事に近づくことができます。
他者にとっても価値があると感じることを提供することが重要です。
仕事には他者への貢献が必要ですが、その中でやりがいや充実感を得られるものを選ぶことで、モチベーションが維持されます。
例えば、私は仕事にワクワクし、才能を発揮したいと感じていて、それが他者にも価値を提供できるものだと考えています。

自分に合った分野や環境、自分が居たいと感じる空間に身を置き、その中で自然に他者に役立つ手助けを提供することが、自分らしい仕事の方向性を見つけるための手がかりとなります。
好きなものや関心のある分野について考えると、例えば本が大好きな人は、本に囲まれた空間にいたい、本屋に長くいたい、あるいは本をずっと読んでいたいと感じるかもしれません。

また、語学や異文化に興味がある人は、語学学習や異文化との交流がある環境に身を置くことで、ワクワクすることができるかもしれません。特に、同じ興味を持つ人々と関わっていたいという欲求がある場合は、そのような環境に身を置くことが大切です。
私の場合、ゴルフや才能、モチベーションに関連する人たちと一緒にいたいと思っていますし、さらに腕時計が好きなので、時計が好きな人とつながりたいという気持ちもあります。このように、自分が求める環境に身を置くことが非常に重要なポイントです。

次に、自分が無理なくできる手助けについて考えます。例えば、教えることが得意な人や、相手の話を聞くことがストレスなくできる人もいます。
手先が器用な人であれば、物を作って提供することができるでしょうし、作業を効率的に進めるのが得意であれば、サポート業務が向いているでしょう。
考えを整理するのが得意であれば、他人の話をまとめるなど、自然にできることを提供することが理想的です。このように、自分が望む環境で無理なく他者に役立つことをすることで、自分らしい仕事の方向性が見えてきます。
自分らしい仕事の状態をテンプレートにすると…
これまでお伝えした内容を合体させると、下記のような形で説明することができるようになります。

私の場合の例で考えてみましょう。

まず、自分のモチベーションは、「ワクワク」を追求することです。
明日がワクワクする、明日もっと面白くなるかもしれないと感じられることが、私にとって人生の目的といっても過言ではないほど重要なことです。
才能やモチベーションについて話せる環境に身を置き、他の人にもそのワクワク感や楽しさを少しでも感じてもらえるように教えたり、一緒に考えたりしています。
もう一つの例として、僕がやっているゴルフのYouTubeの例で考えてみます。

これも同様です。
ゴルフが上手になりたいという気持ちや、単純に楽しいからという理由で始めた活動ですが、その過程で他の人にも役立つ情報をシェアすることで、同じゴルフに関する悩みを持つ人たちにも価値を提供できると考えています。
私が習っている内容を動画で共有することで、ゴルフ好きの人や先生もワクワクできる環境を提供できればと思っています。
このように、自分のために行っている活動の中で、無理のない範囲で他者に役立つことをすることが、私のスタイルです。
自分が楽しんでいることや、大切だと感じていることを自然に伝えることが、続けられる秘訣だと感じています。
例えば本が好きな人なら、本に囲まれた空間で、本の魅力を他の人に伝える活動をするのも良い方法でしょう。こうした方向で考えることで、自分らしい仕事が見えてくると思います。
なぜ仕事選びは難しいのか

仕事選びが難しくなる理由の1つに、自分のための活動と収入を得る経済活動を別々に考えてしまうことが挙げられます。「趣味は趣味、仕事は仕事」と分けたり、好きなことで収入を得るのは難しいと考えたりすることが原因です。
また、最初から高収入や高待遇を求めすぎると、提供した価値に見合わないため、現実的ではありません。自分のレベルに合ったステージで段階を踏み、成長していくことが重要です。
高待遇を目指すのに順序を飛ばしたり、初めての業界でいきなり大手を目指すのは難しいことです。
まずは自分のレベルに合った場所で経験を積み、次のステージへ進むという考え方が大切です。順番を無視して無理な計画を立てると、結果的に行動に移すことができなくなります。
具体的には、まず自分がどのような環境にいたいか、どういう会話をしたいかを明確にすることが重要です。
その上で、無理なくできることを特定し、それが自分のためであり、他者にも役立つものであることが重要です。
自分が望む場所で、無理なく他者の役に立つことをするのが、自分らしい仕事を見つけるための重要な要素です。
具体的には、下記の点を考えていくと良いでしょう。

また、自分が許容できることと、できないことを明確にしておくことも重要です。例えば、人と一緒でないと頑張れないタイプの人もいれば、一人で大まかに任されたタスクをこなせる人もいます。
このように、自分がどこまで許容できるのか、どの程度の時間や労力をかけられるのかを理解しておくことで、自分に合った仕事が見つかりやすくなります。
特に、無理をしない範囲でできる仕事を選ぶことで、継続性が高まり、パフォーマンスも維持しやすくなります。
許容できないことを完全に排除するのは難しいため、できるだけ最小化するように目指すのが良いでしょう。
このような考え方を持つことで、仕事を選ぶ際の基準が明確になり、長く続けられる仕事を見つけやすくなります。
さて、今回は少し長くなりましたが、一旦ここまでにします。
いただいたフィードバックには、できる限りお返事いたします。
また、今後も仕事やモチベーションについて、さらに深掘りした内容をお届けしていく予定ですので、ぜひ次回もご覧ください。